QRP標準機"Fujiyama"のページ

2000年8月
2001年2月加筆
2001年4月加筆
2001年8月加筆
2012年2月整理


JARL QRPクラブの会報「The QRP News」で,”誌上でQRPトランシーバーを作ろう”との新企画がスタートしたのは1998年5月です。企画の発案者でもあり会報編集人でもあるJH7KYD影山氏の意図は、創立40年を越えるクラブとして、海外のQRPクラブに負けないようなJAのQRPスタンダード・リグを会員で共同開発しようというものでした。以来約2年間,毎月2〜3ページの誌面を使って回路の検討と実験結果の紹介、意見交換などを重ね、このほどようやく”Fujiyama”(共同開発トランシーバーの名称)βテスト機配布という段階を迎えることができました。

写真は、JH7KYD影山氏による試作機。CQ誌2000年4月号の表紙を富士山とともに飾ったのがこのバージョン。ロゴデザインなどの細部を除くとほぼβテスト版と同一のパネル・デザインです。

回路図等については、下記リンクに関連情報があります。

 

β版の部品等一式を並べたところです。基板・部品だけでなく、ケース付きのフル・キットです。
βテスト版には、部品リスト、回路図と簡単な説明書などが資料として添付されましたが、組み立ては結構大変そうです。有志15名がテストに名乗りを上げてくださいました。その15名のレポートなどをもとに正式頒布版の製作マニュアルが作成されます。
これは、トランシーバの可変局発を除く主要回路の載っているメイン基板です。スルーホール付きの両面基板で、ちゃんと部品配置図のシルク・スクリーン印刷やソルダーレジスト加工もされています。

外部入出力端子やVR類などもすべて基板直付けにし、線材による配線はほとんど皆無というナイスな設計になっています。

これは、セラロックを使った可変局発(8MHz)とPICによる周波数カウンタなどを搭載したフロント基板です。この基板は、下部に取り付けられる20ピンコネクタによってメイン基板と接続されます。