平成28年3月11日(金)、東日本大震災から5年になったこの日、社会福祉協議会から案内をもらい、函館市湯川町の花びしでおこなわれた「災害ボランティア研修会」に非常通信の立場から支部役員4人で参加しました。
冬期間の災害への対応という内容で、気象との関連で暴風雪のこと、地震・津波のことをそれぞれ気象台の予報官と地震津波防災官による講演を聞き、また、次々と避難所に避難してくる人々にどのように対応し、どう収容し、発生する様々な状況にどう対応していけばよいのか、「災害のHUG(ハグ)」とよばれる避難所運営の図上訓練も体験しました。たいへんな避難所のさまを訓練を通じて考えさせられ、こうした中でアマチュア無線に何が出来、どう動けばよいのかを考える機会となりました。
できるならば、多くのアマチュア無線家にもこの災害のHUGを体験してもらえたら、もしもの非常通信での対応もより深まるのではないかと思った次第です。
お忙しい中をほぼ1日参加された役員の皆さん、お疲れさまでした。
それにしても今でも気になるのは、阪神淡路大震災のときに避難所から「無線だけをやる人は要らない」という声が上がっていたと聞いています。たいへん考えさせられます。(参加者:JA8CZR能登、JJ8GLM山道、JL8NBK藤村、JE8HLA伊藤)