平成26年3月16日(日)午前9時に、渡島地方に大きな揺れの地震がありましたという訓練情報を発信し、渡島檜山支部非常通信伝達訓練をおこないました。
参集可能な方で函館市高松町の東消防署敷地内に基地局を立ち上げ、10時から情報を収集する段取りでスタートしました。
海抜20mにあるこの場所の基地局設営に当たり5局が駆けつけ、地上高8mHの3段GPを設置しました。初めは晴天でしたが通信を始めて間もなくみぞれ模様となり、無線機をタオルで覆うなどしましたが、それでは足りずに持ち合わせの小さなシートで頭上を覆う工夫をすることとなりました。
音声と画像―SSTVによる情報収集を並行しておこないました。訓練では有線電話が途絶したことを想定しており、ケータイもインターネットも使えない中で、災害現場の声をいち早く対策本部に届けたいと考えています。
音声による通報は、函館市弁天町、富岡町2丁目、小安町、時任町、田家町、若松町函館駅前、高松町、爾志郡乙部町、レピータ使用では函館市山の手の合計9局から、画像では、亀田郡七飯町、函館市時任町、松陰町など4局から、それぞれ情報を寄せて頂きました。レピータで当初予定していたチャンネルは、日赤無線奉仕団が実際に発生していた行方不明者の捜索で急きょ使用することとなったため、他のチャンネルにQSYしました。
訓練に当たっては、音声は函館市役所アマチュア無線クラブ、画像は函館アマチュアSSTVクラブ、それぞれのご協力を頂きました。
本日の基地局設営は、JA8LE、JJ8GLM、JL8NBK、JE8GNN、JE8HLA以上5局(順不同)。
情報をくださった各局、ご参加有難うございました。基地局設営各局、お疲れさまでした。訓練を積み重ねることで、通信内容もさらに良くなっていくと思います。
この訓練への参加は、JARL会員はもとより会員ではないアマチュア無線局どなたでも結構です。ご参加期待しております。今後ともよろしくお願いいたします。