JARL渡島檜山支部では、2013年8月11日(日) 七飯町大沼の流山温泉施設において、福島県の子供たち向けの「ふくしまキッズ支援ラジオ製作会」を開催しました。
当日は、サポーターの支部会員11名と、子供12名が参加しました。
一連の事業の窓口になっているJA8CZR 能登さんからの挨拶をして、サポーターから名前を紹介しました。
さて、この「ふくしまキッズふくしまキッズ支援ラジオ製作会」は、ふくしまキッズ実行委員会が実施している「2013夏季林間学校」のプログラムの一環として実施されています。
ふくしまキッズ実行委員会は、福島第一原発事故の影響を受け、様々なストレスを抱えた生活をしていて、少しでも自由にのびのびとした休みを体験してもらおうと福島の子供達を全国に招待して、子供たちへの教育事情をするとことで、多くの体験を作り出すことを目的としています。
支部では、この活動の一環として2年前から活動を展開しています。
今回は、原恒夫代表 「ラジオ少年」から全面的な支援があり、ラジオキット、および製作工具一式を提供していただきました。
この場を借りまして、ラジオ少年様にお礼申し上げます。
名前を紹介しますが、JG8HOL熊谷さんのところでは、「こわ~い 」との声で・・ピンの顔になりまして、 いいなごやかな雰囲気となり会場がほぐれました。(^_^)
最初は、テーブル並べから。指揮をするJA8EJZ斉藤さん。
ここの会場で、テーブルを並べての作業です。
工具一式が、ラジオ少年からの提供でありましたので、とても助かりました。
最初に、組み立ての説明を行い、それから作業です。
はじめてのハンダごて、抵抗、コンデンサー、バリコン、スイッチ、アンテナと初めて聞くものばかりですが、そつなくこなしていきます。
真剣に組み立て作業をする少年。未来のアマチュア無線局長になるかもです。
会場は、真夏ということで蒸し風呂状態でして、汗をぬぐい奮闘されるJE8HLA伊藤支部長。
満面の笑みの松坂さん、富原さんも子供もとってもいい笑顔です。(各写真はクリックで拡大します)
サポーターのほうが楽しそうな顔です。
この基盤は、シルク印刷されていてわかりやすいのです。破壊の恐れのあるトランジスタ、ICは、事前にスタッフで取り付けてきました。
さすが元教師のJA8OW谷本さん、さりげなく指導していきます。子供たちも真剣なまなざしです。
はじめてのハンダ作業も、何回かハンダを経験することで上手になります。
指導するJA8OZK藤井さん。
組み立てキットは、初心者に優しい内容で、部品がこのように説明書についていますので、間違って実装しないようになっています。
JA8ATG HARAさんが作成した手書きの実体配線図もついていますので、これを見ながらの作業です。
これを見て、子供たちに次の作業を考えてもらいます。
パーツを確認します。熊谷さんは親子でサポートにきてくれました。TNX
アクリル板に、バリコン、スイッチがついていますので見かけ上も立派ですんで、組み立てた以降も、実用的なラジオです。
RADIO BOYのロゴもあります。
さて、いよいよ最終段階です。真剣にチューニングする子供たち。真剣に取り組みまして、話はほとんどありません。
やりました! 音がでました!。自分で作ったラジオが鳴った時の子供たちの目の輝き、そして感動がしっかり伝わってきまして、サポーターとして、この講習に参加してよかったという思いになりました。子供たちに、しっかりと教えてもらいました。
ラジオ製作の動画ですんで、ご覧ください。 youtubeです。
JG8HOLの娘さんの指導ぶりも見事です。屋外では、感度もアップしてVサインです。
子供たちいわく、「北海道ってラジオ番組少ないんだね。福島では、いっぱい放送局があるよ」と教えてくれました。
最後に子供たちからサポーターへの感謝の言葉です。しっかりしたプログラムです。
全員で、ハイポーズ 各写真は、クリックすると拡大します。
こちらの動画は、ふくしまキッズの様子です。
子供たちの感想もありますので、ぜひご覧になってください。
着実に活動の輪が広がってきています。
文・写真 JA8IOT