3 Transistor 50MHz FM transmittor
In Japanese CQ magazine, I informed about my 3 transistor CW transceiver
(Jun1992) and 3 transistor SSB transceiver (Nov1992). I wanted to inform
about FM transceiver, but it was not informed on that book. I will show
you here. Please rewrite the circuit separately, of his transmitting time
and receiving time.
I will explain about it's receiving time. The antenna get the 51.14MHz
FM signal. It is amplified by the transistor amplifier. The gain of it
was 26dB. Please use the transistor having ft about 1GHz. Double gate FET
converts the signal to 390kHz signal. This circuit is modern type of 6BE6
self oscillating convertor. Second gate is oscillator. First gate is signal
input. This receiver has no IF amplifier. converted signal is detected.
This detector has high impedance output. Therefore the audio amplifier
is made by FET. The audio amplifier has 11dB gain. The capacitor of the
gate is used not to make self oscillation.
I will explain about transmitting time. Audio signal is amplified by the
audio amplifier. The signal is limited by the two diode D1 and D2. The
level of the signal is hold upside by the two diodes D3 and D4 about 1.2V.
Dual gate fet works as a VXO. The oscillated frequency is modulated by
the audio signal. The frequency changes 50.14MHz +-5kHz. This signal is
amplified by the transistor amplifier. The output power becomes 5mW.
I made QSO with my friend living 6km distance from my house with this machine
for one hours.
3石式50MHzFMトランシーバー
CQ誌1992年6月号で3石式CWトランシーバーを、同じくCQ誌1992年11月号で3石式SSBトランシーバーを発表させてもらったので、次は3石式FMだ、という事で作ったのがこの機械です。このFMの作品は、CQ誌には掲載されませんでした。まあご覧の様に、あまりにもマニアックな回路構成で、再現性は疑わしいものですが、ここに紹介いたします。最近はこのホームページも二度のメモリーオーバーを経験していますので、出来るだけ、ダブった情報は流さない様にしたいと思っています。本来はこの回路の受信時と送信時の回路を別々に書き下してお見せしたい所ですが、興味がおありなら、下の回路図からそれぞれ受信時と送信時の回路を別々に書き下してみて下さい。
まず受信時から、動作を説明します。アンテナから入った50MHzFMの信号は、バンドパスフィルターを通った後に、高周波増幅ユニットで26dB増幅されます。ここは、普通のエミッタ接地A級増幅器です。注意点としては、遮断周波数ftが高すぎると、自己発振を起こしやすく、逆に低いと利得が得られません。ft=1ギガヘルツ程度の石を使ってください。次に、信号は周波数変換ユニットに入ります。ここは、ダブルゲートのモスFETで、第二ゲートの水晶発振と、第一ゲートからの入力信号が混合されて、ビートが出てきます。入力が51.14MHz,局発が50.75MHzなので、その差の390kHzに変換されます。変換利得が28dBあります。390kHzの同調コイルは455kHzの中波用中間周波コイルに56pfのコンデンサーを外付けして、作っています。この後ワイズ検波して、周波数変調信号を音声信号に検波します。ワイズ検波は、出力インピーダンスが高いので低周波僧服はFETで組んでいます。ここの電圧利得は11dBです。尚、2SK372のゲートに入れた680pFのコンデンサーは発振対策です。
次に、送信時に動作を説明します。ダイナミックマイクの信号は、低周波増幅器で増幅されます。マイクアンプの出力トランスの2次側にはD1とD2による振幅制限器があり、ここの交流的振幅はピークツーピーク(日本語を知らない)で、0.6Vに制限されます。また、ここの信号には、D3とD4によるバイアスがかかており、音声信号は1.2Vを中心に振るえる事になります。いわゆる「下駄履き」です。発振器はFETを使ったVXO(水晶制御可変周波発振器)です。ここの、制御電圧(二つのダイオードの中点の電圧)が1.2±0.6Vに振れると、発振周波数は51.14MHz±5KHzで変わります。すなわち、発振回路は周波数変調される訳です。(水晶の3次発振ではVXOが効かないとお思いでしょうが、実はできるんです。この場合、FET自体は基本波で発振していますが、その中の3次高調波を発振器のドレインから取り出しています。)次は、高周波増幅で、信号が5mWに増幅されます。もちろんアンテナの前にバンドパスフィルター(帯域瀘波器)で、高調波等の不要な信号がアンテナに送られない様にしています。本機に機械的構造は、各ブロックを4目基板に
くんで、ベタアースの上に載せたものです。詳細は別のページ「私の作品の共通の機械的構造」に紹介されています。回路図には多くの切り替え回路がありますが、ここでは松下の超小型リレー(TQ212V)を使っています。
本機を使用して、6kmはなれた局と交信しました。電話で呼び出してのスケジュールQSOです。もらったレポートは52、送ったレポートは59でした。その局とは、久しぶりだったので1時間も話し込んでしまいました。同一市内の局で、アンテナを向け合えば、5mWで十分ロングラグチューができます。
3trfm1.gif
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