21MHz DSB Transmitter
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I
will show you one more my early age of projects. This is my first phone
modulation transmitter. I made this transmitter after makeing some CW transmitter.
Then I wanted to grip a microphone and talk about handmade. See the circuit!
DSB transmitter has no need of a crystal filter. It does not need a frequency
transverter. It is easy to make. And it can make QSO with normal SSB stations.
Therefore DSB is best modulation for the amateur radio builder. The mic
amplifier makes the audio signal stronger. The VXO oscillates a 10.6MHz
signal. This is doubled by the amplifier of the TA7320 IC. These two signals
are modulated by the DBM of the TA7320. There comes the 21MHz DSB signal.
HF amplifier makes this signal to 250mW. I made only one scheduled QSO
with this machine. The distance of QSO was only 2km. By this machine, I
got a confidence to make DSB transmitter. I made the similar machine with
50MHz. I made 1000 QSO with 50MHz type of it. I had informed about it on
the Japanese CQ magazine on may 1991.
** I will describe about the weak point of this machine.
* Ground line is not strong. It is made by the 0.6mm wire. Therefore the
ground of the modulator and the ground of the amplifier has the difference
of the voltage. It is not good for the stability. We will not be able to
make 1W transmitter by such a construction.
* The case of this machine does not have any cap (lid). The high frequency
energy will come outside of this machine. It may make TVI.
* This machine does not have a low pass filter. It may make TVI.
* The VXO of this machine is made with an air variable capacitor. The frequency
may change by the vibration and by the temperature unless a cap.
* When I made this machine, I had not learned about a high frequency transformer.
This machine is made only with FCZ coils. We can not make 1W class transmitter
by the coil unless the HF transformer by 12V power supply.
21MHzDSB250mW送信機
私の初期の作品をもう一つお見せしましょう。これは、私にとっての、初めての電話送信機です。私が、CWで開局してから、二年経ったとき、マイクを握って、自由にお話したいと思いました。SSB送信機を作のは大変ですが、DSB送信機は、フィルターが要らない分、ずっと簡単です。正直いって、この機械では1局としか交信していませんが、私にとっては、電話交信への扉を開けてくれた記念すべき品物です。今からみれば、注文を付けたい所も色々ありますが、何が、反省点かというポイントの紹介もかねて、ここに紹介します。
回路図をご覧ください。DSB(ダブルサイドバンド)は、SSB(シングルサイドバンド)にくらべて、フィルターを必要とせず、また、周波数変換の必要もないので、ブロック図の様に簡単な構成で製作でき、しかも、SSB局との交信が可能ですから、我々自作家に最適のモードです。マイクアンプでは、マイクの音声信号を増幅します。一方、VXOでは、10.6MHzの高周波を発生して、これをTA7320の増幅器部分を使用して、逓倍して、21M信号にします。これらの二つの信号をTA7320のダブルバランスドミクサー(二重平衡変調器)で変調して、DSBにします。あとは、増幅器で増幅して、250mWにして、アンテナへ送り込みます。TA7320は、自作家の間では、有名なICです。(ね、松本さん!)この機械は、CWでコンタクトした、隣町の局(2キロ程度)とSSBへQSYしてもらい交信しました。横浜に住んでいた頃の話です。この送信機がうまく動作したので、ほとんど同じ構成で50MHzで作り、これでは、1000局ほど交信しました。こちらは、CQ誌1991年3月号に紹介されました。バックナンバーをご覧になれる方は、ご覧ください。
ほらそっくりでしょう。先日、自作家が集まった時に、皆で「自分の機械は、いかに少ない局数との交信実績か」という自慢大会になりました。自作家にとっては、そのほうが、かわいいのです。この機械の問題点について、述べます。
1.アースラインが、ベタアースでなく、四つめ基板の上にはわせた0.6mmのメッキ線ですので、アースのインピーダンスが十分低くなっていません。これでは、モジュレーターと増幅器のそれぞれのアース間に、電位の差ができてしまい、動作が安定しません。これでは、100mW程度が限界です。
2.回路はシャーシーに組み込まれていますが、蓋がありません。これでは、発振電波が洩れ出てしまい。TVIの原因になります。
3.出力にローパスフィルターが入っていないので、高調波が出てしまいます。この当時は、共同受信の社宅住まいだったので、これでも実際は問題をおこしませんでしたが、いまではだめです。
4.VXOが、FM用バリコンで出来ており、機械振動や温度変動に弱い構成です、これでもしっかり囲ってあればいいのですが。
5.この、作品はJF1DMQの名著「トロイダルコア活用百科」を読む前で、すべての高周波伝達が、高周波トランスの概念でなく、同調回路と結合コアの概念でできています。その分、格段の信号伝達のインピーダンス整合が出来なりです。この場合はたまたまそれほど悪い場所が無かったので、うまく動作していますが、これでは、12V電源で1W以上は出せません。
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